コレクター

  • 2018.08.12 Sunday
  • 07:40

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

第二次世界大戦から30年後。

オランダで記者をしていたハンス・クノープのもとに、1本のタレコミ電話が入った。

アート・コレクターであるピーター・メンテンは、第二次世界大戦中にナチス・ドイツに肩入れし、多くのユダヤ人を虐殺した、というのである。

現在のピーターは億万長者で常識人。誰もタレコミを信じようとはしない。

ハンスもまた、半信半疑で当時の証人たちを探し出して取材を始めた。

ところが証言が集まるにつれタレコミの真実性を確信したハンスは、次第にメンテンを追い詰めていく。

 

自分のしたことに責任を負わせられなければ、人はどんな残忍なことも出来る。

そんな実験を思い出しました。

メンテンはごく普通の、金儲けが好きでずる賢いところもある人でした。

平和な時代なら大して問題を起こすこともなく、たまに周囲から嫌われる程度の人間だったかもしれません。

それが、考えもしないほど残忍な男に変貌していく様は、本当に恐ろしい戦争の姿を浮き彫りにしていきます。

それでも。すべてを戦争のせいにせず、戦後、自分の犯した過ちを悔いて欲しかった。

平和になったからこそ、顧みて遺族に対して謝罪をして欲しかった。

善人ではなかったけれど、どこにでもいる普通の男です。

お金に執着しているただの男です。

それが大量虐殺の片棒を担ぎ、自らの手を汚すことにもためらわず、それが過去のことになったら都合の良いように記憶を書き換えてなかったことにして普通よりもよい生活を送っている。

そんなことが許される社会であってはいけない。

そして、そういう人間を生み出してはいけない。

戦争は、平和ならば一線を越えることをしない人を変えてしまうのです。

 

鋼の錬金術師

  • 2018.07.12 Thursday
  • 08:24

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

亡くなった母に会いたい。

ただその想いだけで禁忌とされる『人体錬成』に挑んだエドと弟のアル。

幼いころから錬金術の天才的才能を持っていたエドだが、結果は失敗に終わった。

しかも、等価交換である錬金術の鉄則で、エドは左足を失い、アルは体のすべてを失った。

エドは必死にアルの魂を鎧に固定された。

その日からエドはアルの体を取り戻すために、「賢者の石」を求める旅に出る。

史上最年少の国家錬金術師として・・・・。

 

松雪さんがとっても素敵♪ 綺麗で冷酷で悲しみを秘めている女を見事に演じておられます。

物語はちょっと説明不足というか・・・原作を知らないと入って行きにくいかもしれません。

内容もかなり薄まってます。

原作が濃いので仕方ないとは思いますが・・・・。原作ファンにも物足りないかな。

もっと、生命とか欲望とか深い部分がこの作品の魅力なので。

 

 

君の膵臓を食べたい

  • 2018.06.29 Friday
  • 08:05

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

奥手で引っ込み思案の北村は病院の待合室で偶然、クラスメートの桜良が書いた『共病文庫』を拾ってしまう。

中身を読んだ彼は、桜良が脾臓の病を患っていて、そう長くは生きられないことを知る。

その日から二人は急接近。というよりも桜良に振り回される日々を送ることになった北村。

不思議な魅力を持つ桜良に特別な感情を抱き始めるが、彼女との時間はやはり長くなかった。

桜良が亡くなって12年。彼女の言葉で母校の教師となった北村は、思い出をたどるうちに彼女が残した気持ちに気づき・・・。

 

原作を読みましたが、涙がでるほどとは思わなかったんです。

それが、映画を見て、ちょっとウルっときちゃいました。

この作品は映像のほうがいいなぁというのが私の感想です。

羊と鋼の森

  • 2018.06.26 Tuesday
  • 07:28

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

ピアノを調教するため高校にやってきた板鳥の音が、閉ざされていた外村の中の何かを掘り起こした。

自分が求めていたものはコレだ。

突如湧いてきた感情のまま、彼は調教師への道を歩くこととなった。

専門校へと進学した外村は卒業と同時に憧れていた板鳥が務める会社に就職。

二年間、勉強したからといって即座に戦力になれるほど甘くはない世界に、途方に暮れる外村に、板鳥はただコツコツととだけ伝える。

ひたすらまっすぐにピアノに向かう日々。

様々な挫折を繰り返しながら、それでも真摯に自分の道を歩こうとする外村。

彼が目指す音とは・・・・。

 

原作を見て、音をどう表現するのか楽しみに観てきました。

やはり映画ですから映像ですよね。風景での表現。

 

とても美しい森でした。

外村が懸命に自分の音を探し、迷い、歩き続ける姿が印象的に描かれていたような気がします。

 

イメージである森と、現実世界の景色がちゃんと区別されて描かれていて、スムースに世界観を感じることができました。

ただ残念なのが、同じ職場の調律師、秋野さんの扱いが雑だったこと()

映画だけ見た人は混乱したかも。

初めはただ口数少なくイヤミな先輩なのに、突然、自分語りして歩み寄ったりして・・・。

何がきっかけ? って疑問に思うかも。

 

原作ではちゃんとこの人なりの信念とか思い入れとかあります。

それを知ると、秋野の言ってる言葉の意味がもっと深くなる。

だからぜひ原作も読んでみてほしいです。

 

全体的には、よく原作を表現していたと思います。

外村役の山崎くんの初々しさや懸命さがとても好感がもてて、応援したくなる。

迷ったり悩んだりしてる姿を見ると、母性本能くすぐられます()()

ただ、私的な原作のイメージは竹内涼真だったかな。

もう少し『静かな大人』の要素があるような気がしました。

 

でも役者さんはほぼ皆さんイメージに近かったので感情移入しやすかった。

作品中の一番の問題は、引きこもりで十数年弾いてなかったピアノの調教を依頼するシーン。

犬ネタはダメです。思わず泣きそうになりました。

 

ナミヤ雑貨店の奇蹟

  • 2018.06.17 Sunday
  • 07:40

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

2012年。他人宅に忍び込んだ敦也、翔太、幸平の3人は逃げる途中に一軒の廃屋に忍び込んだ。

夜を明かして警察の目をかいくぐろうという算段だった。

その廃屋はかつて悩み相談を受けることで知られていた『ナミヤ雑貨店』

今はもう廃業し、誰もいない。

ところが。

突然シャッターの郵便口から手紙が落ちてきた。

それは32年前に書かれたと思われる悩み相談。

三人は戸惑いながらも店主に代わって返事を書き、そしてまた別の手紙が届けられると、それにもまた返事を書いた。

そんなことを繰り返していた時、ふと手紙の主や自分たちに共通点があることに気づき・・・。

 

原作を読んでとても感動しました。

どんな映画になるのかと楽しみにしていましたが・・・・やはり全ては描き切れなかったですね。

それでもよくまとまっていたと思います。

忍びの国

  • 2018.06.14 Thursday
  • 07:45

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

戦国時代、織田信長は勢力を拡大し続けていた。

織田の天下統一は目前。

誰もがそう思っていた。

だが、その信長すらも攻め入らなかった国がひとつだけあった。

それは伊勢の隣国。伊賀。忍びの里だ。

人を人とも思わず、人らしい感情などない彼らは金で動くだけの虎狼のやから。

そんな忍者の中でも凄腕の門破り・無門は、無類の怠け者。

忍んだ館で一目ぼれした女房のお国に尻に敷かれる毎日を送っていた。

そしてついに織田軍が伊賀討伐に腰を上げて来て・・・。

 

 

金がなければ自分たちの里が危機でも戦わない。

徹底したお金至上主義の忍びたち。

でもそれもそのはず、彼らは幼い頃に両親に捨てられ、売られて伊賀に連れてこられた。

毒を飲まされ矢を射かけられ、死ねばそのまま放置され、生き延びれば忍びとして使い捨てられる運命を背負わされた。

そんな境遇の中にあって、無門はまだ無だったのかなという気がします。

何も知らない赤子。人の感情を理解する勉強が出来なかった子供。だからまだこれから希望がある。

ちゃんとした人になれるための希望が。

でも・・・・。

散り散りになった伊賀者たちはどこに――――――――――。

ラストではちょっとゾッとしました。

昨今の凶悪な犯罪を知り、その人間性を聞くと、犯罪者は先天的に何かが足りないんじゃないかと。。。

彼らの遺伝子は今もどこかで生きているのかもしれないと・・・。

 

本能寺ホテル

  • 2018.05.07 Monday
  • 07:48

JUGEMテーマ:映画の感想

 

倉本繭子は付き合っている彼の誘いで京都にやってきた。

観光目的でふらふらと歩いている時、ふと路地裏に佇むレトロな宿を発見する。

そこは『本能寺ホテル』

何かに導かれるように宿泊の手続きをし、エレベーターに乗ると、着いた先は戦国時代の本能寺。

繭子はそこで、天下統一を目前に控えていた織田信長と森蘭丸ら少数の家臣団に出会ってしまった。

彼らはまさに、歴史的瞬間の場所である本能寺に滞在していたのだ。

冷酷非道なお館様を前に、戦々恐々とした日々を過ごす家臣たちは、見慣れない格好の繭子を見て仰天。

始めは互いに異形のものを見る目つきだったのが、そもそも新しいもの好きな織田信長は即座に順応。

戦国時代の京都を見物したりと二人は交流を深めていく。

次第に繭子は信長の人間性に惹かれていくが、時は1582年。

「本能寺の変」が起きる前日である事に気づき…。

 

劇的な変化が訪れる戦国時代と、繭子のプライベートな事柄。

織田信長と繭子の穏やかな気持ちのやり取りや、ホテルの支配人との言葉の掛け合い。

それらが混ざって全体的にとてもレトロで心に触れる作品に仕上がっていたと思います。

もちろん、笑えるところももり沢山!

突っ込みどころももり沢山!

もう一度見たくなる作品でした。

チアダン

  • 2018.05.03 Thursday
  • 14:55

JUGEMテーマ:映画の感想

 

県立福井中央高校に入学した友永ひかりは、好きな男子・サッカー部の孝介を応援したいためだけにチアダンス部へ入部する。

浮ついた気持ちで入部したひかりは、さっそくスパルタ顧問・早乙女の洗礼を受ける。

『全米大会制覇! おでこ出し絶対! 恋愛禁止!』という顧問のスタイルに退部者続出。

しかも素人だらけのチームは、初めての大会で観客に笑われるほどの失敗をしでかしてしまう。

チーム内での確執も深まり、チームの気持ちは完全にバラバラ。校長や教頭は廃部させようとやっきになるが、顧問の早乙女は断固拒否。

自分たちを思ってくれている彼女の言葉を聞いたひかりは校長室におしかけ、「アメリカで優勝します! 」と大きな宣言をした。

その日からチアダンス部の更なる挑戦が始まる。

 

実在した学校での実話なので説得力があります。

でも現実はもっと厳しかっただろうし、もっと確執や問題もあっただろうなと推察されます。

それでもやり遂げた。

すごい快挙ですよね。

日本なんてまったく歯牙にもかけられていなかったのだろうから、その優勝は日本のみならず全米が驚愕したといっても大げさではないと思います。

とても素敵な青春ストーリーです。

女子―ズ

  • 2018.01.17 Wednesday
  • 07:58

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

名前に色が入っているというだけで正義のヒーローに抜擢された女性5人が、仕事や恋愛に悩みながらヒーローとして怪人たちと戦う物語。

 

桐谷美玲, 藤井美菜, 高畑充希, 有村架純, 山本美月といったそうそうたる女優陣が勢ぞろい。にも拘わらずくだらなさは天下一品!

それが面白い。

女優たちがよくやり切ったと称賛したいくらい。可愛い顔した女性が『う〇こ』連発はないでしょう()

惜しむらくは佐藤二朗さん。

アドリブなのかな?ちょっと長い。もう少しコンパクトにまとめたら面白かったのに。

シン・ゴジラ

  • 2018.01.11 Thursday
  • 08:18

JUGEMテーマ:映画の感想

 

 

海中に異変が生じた。

間を置かずして巨大な生物が海面に姿を現す。

それは導かれるように日本へと上陸。這うようにしてビル群や家屋をなぎ倒しながら都市を蹂躙していく。

緊急に立ち上がった対策本部。巨大生物の生態を解き明かしつつ排除方法を模索する。

その間にも生物は急激な進化を遂げ、二足歩行が出来るまでに成長。

壊滅的打撃を被った東京から人々を救うことは出来るのか。

 

災害とは突如起こるもの。

それに対してどう対処するのか。はたまた出来るのか。

縦割りだのお役所仕事だの責任逃れだのと言われている日本の主要機関の動きが面白いと話題でした。

 

実際に、有事の際にはきっと海外の国がもっと強引に動いてくるんじゃないかと想像するのが怖かったですね〜。

強引な手段は自国にゴジラを招き入れてから行使してくださいと思います(笑)

 

calendar

S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>

劇団『黒・猫屋敷』

旧ブログはコチラ
オリジナルサイト『月樹の扉』はコチラ
詳しいプロフィールはコチラ

名前・黒猫
役柄・母さん
白髪と体調が悩みのタネ。


名前・ぶち猫
役柄・父さん
休息をとりたいお年頃。


名前・未来(ミク)
役柄・長女
気位の高いツンデレ姫。


名前・胡桃(クルミ)
役柄・次女
勝気でやんちゃな姫。

モニモニファミリー

わんこブログ

selected entries

categories

archives

recent comment

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered

無料ブログ作成サービス JUGEM